丸亀市内の中学校の1年生の皆さんも、もうすぐ中間試験が始まります。早い学校は来週14日(月)から始まります。

「初めてのテスト勉強どうやればいいんだろう??」

「まだあんまり勉強が進んでいないのでなんとかなるか…。」

「不安だなぁ…。」

など、思いは様々でしょう。

そんな皆さんのために、私たち稲伸(とうしん)ゼミナールの講師たちが、テストまでにこれだけはやろう!!というテスト勉強必勝法を伝授します!保護者の方向けの視点で書いておりますが、中学生の皆さんも読んでみてください。

お家の方も参考にしていただいて、お子様の自分で勉強する姿勢を見守ってあげてください。またテスト結果が出て結果にびっくりする場合もあろうかと思います。テスト終了後に、昨年度好評だった「期末テストに向けた学習のお悩み相談会」を5月30日(水)夜8時~9時に開催いたします。まずは直近の中間試験です。はじめて「成績の順位」が出ますのでベストを尽くせるようWEB上ではありますが、誠実にお伝えいたしますのでご参考になってください。

①まず、今確認すること。→学校の宿題はちゃんと出していますか?

 

学校の宿題、俗に提出物といいますが、これはテストの点数よりも実は重要です。現在の中学校の評価(通知表の5段階のやつです)はペーパーテストの点だけでは評価されません。授業態度が良いことが前提です。発表など的確に答えるといった積極的なお子さんばかりではないですよね?わかっていても手を挙げて発表することは、なかなかハードルも高い…。そこで学校では、出せ!!というものを確り出してないと、それが例えうっかりだったとしても、授業を真面目に受けていないと評価されるのです。極論言えば、ペーパーテストで100点を2回(中間と期末でWで)取ったとしても、1学期の評価が「3」になったという生徒もいます。丸亀西中学などでは1学期の懇談(7月)にこの評価がどのようにして導かれたかの基準の目安をプリントでもらいます。お母さん、これが「絶対評価」って考えです。基準さえクリアしたら、全員「5」がつきます。逆にクリアできなければみんな「5」がつきません。

②教科書内容を見てきちんと考えて「提出物」を考えて仕上げよう。ただし時間を決めて。

 

社会科の分析や、中理基礎というずっと昔からお馴染みの教材は、中学校の先生方が県独自に作成した問題集です。基本的に学校では教科書の内容を隅々まで勉強させていきますが、授業はミニマムの内容しか時間的にも扱えません。ですから教科書の隅々まで拾い上げる上記のような副教材で勉強の整理をする必要があります。国語の土台がきちんとしており書いてあることを拾い上げることが自力でできる人は、副教材を考えて、調べて解いて、間違えたところを覚えなおせば、それだけで9割採れるようテストは作られています。ここで問題なのは、部活動などが推奨されている現在、先輩の中学生たちは時間不足と努力不足に陥りやすい環境にいる子が多く、学校としてはそれでも平均点を取らせないと評価基準として使えなくなる都合上、「副教材をそっくりそのまま」出題する傾向が増えてきました。そのため、丸暗記すれば良いと、普段の勉強を短絡的に、やっつけでしのごうとしている子が増えてきています。だから少し覚えるのが得意であれば、すぐに9割取れるテストになっています。これは後で受験勉強に移行するうえで大きな障害です。だからきちんと考えて、教科書を使って調べる勉強(これもまだ作業学習に近いですが)は最低限やらせてください。そのうえで、同じ問題を2~3回繰り返しましょう。

ここだけの話、事前に答えをもらいますが、答えをすぐに見て書き込んで覚えろと、信じられない指示を出す先生もいるそうです。成長するプロセスを否定してでも提出を優先せよ、という意図でしょうが、どう考えてもそれはおかしい指示です。時間をかけて調べて丸付け、直しをした上で整理をさせましょう。

③過去問題やプレテストは使うなら、あくまで「実力チェック」として。

 

一度習ったことをテストでは尋ねられます。それを使って多少考える問題が付随するだけです。だから「考える姿勢」を大事に勉強させてください。稲伸ゼミナールに通っている生徒は教科書や辞書を自分から活用します。生徒が育つのには時間差があるのも事実ですから、自分一人で調べられないとか答えを探せないようなら、少しだけ手伝って、調べ方を教えてみてください。初めから器用な子はほとんどいないので、多少時間がかかってもきちんと調べ学習をさせてください。「うちの子はそんなことできる素養がない」とおっしゃった保護者の方も過去におりましたが、自分のことを思い出してみて下さい。一番苦手で苦しんだ科目のほうが勉強の記憶に残っていたりしませんか?丸暗記は考えない子供を生みます。結果的に途中で挫折します。悪しき慣例や風潮にとらわれずにきちんと学ぶ姿勢を大事に過ごしましょう。

もしも、この正攻法で9割取れなかったとしても、お子さんを責めないでください。どこがまだ足りなくてどれくらいやればよいのか、勉強の仕方も含めて振り返りをしてください。同じ失敗を繰り返さないことは、これからも向かい合わなければならないことなのでしっかりその振り返りまでがテスト勉強だと教えてあげてください。

④時間の使い方もテスト勉強では大事です。

 

計画を立てることも当然ですが、当たり前ですが計画通りに行くのは難しいですよね。だから時間で行動させましょう。8時から9時まで数学演習を解いて解説を読んで丸付け→間違えた問題を自主勉ノートにもう一度問題を書いて解きなおす…などある程度具体的な方法まで初めは書いた方が良いかもしれません。

過去問題や塾のプレテストは実際の解答時間50分に合わせて作成しているので、解くペースを知る手掛かりにもなりますし、あとどれくらい学習を深める作業が必要なのかを、知るきっかけになります。

 

心配しなくても、上記のことを正直に頑張れば、だいたいは8割9割取れるテストです。ただし、小学校と違い中学校では、一気に提出物を出され、テストも短期集中で取り組むのでそれなりの体力と覚悟が必要です。正しい成長ができますようお祈りいたします。

ぜひ中間試験後の「期末テストに向けた相談会(5/30(水)20:00~21:00)」へのご参加もお待ちしております。